さんぽ学派

大学生のあれこれ

シンガポールという国

シンガポール

東南アジアの金融立国であり、今や

世界屈指の豊かな国だ。

 

明るい北朝鮮といわれることもあるこの国

町中の至る所にカメラがあり、常に監視し、

信賞必罰の社会制度が存在する。

 

私がシンガポールを見て思ったのは、

日本もこうなるべきだろう。ということだ。

 

今の日本は痛みの伴わない進歩を目指してきた

高負担な社会保障制度を充実させる一方で

巨額の国債を生み出す。

 

カルロスゴーンが日産を改革したように

日本も相当の痛みを伴って変わらなければ

もう再び豊かな国には戻れないのではないか。

 

ただ相当の痛みは覚悟しないといけない。

ブルーワーカーの多くが職を失い、

その反対に移民が職を得るかもしれない。

そうなると、果てはポピュリズムか…と

考えてしまうがそれは短絡的かもしれない。

 

資本主義において社会の主体は労働者ではなく、

資本家である。彼らが満足する社会であれば

そうそう政治的混乱は最小限に抑えられると

予測できる。

話が逸れたが、日本にも信賞必罰という厳しい

社会ルールを導入するべきだろう。

これは日本の内外、両方に効果を発揮する。

内としては、それまで生産年齢にありながらも

十分な労働力とならなかった人間の力を引き出す

ことが可能となる。

つまりは、学校で遊び呆けたり、ニートとか言って働かない人口を減らせる。

外としては、日本における高い規範意識

移民に徹底することができ、治安を維持する。

ということである。

 

それらと同時に、経済的解放、少子化対策

正直に、産めよ増やせよ政策が国策として

必要だろう。

 

もちろん、人間的な倫理面もあるが、

そうしなかった場合の日本経済を考えて欲しい。

衣食足りてなんとやら、のようにまずはこの

不安定化する世界経済の中で生きていかなくてはならない。

 

よく、こうした新自由主義的なことを書くと、

それは勝者の論理だとか、時代遅れとか言われる。

では逆に定常経済やら、社会主義がこの世の

幸福を作れるのか?

明らかに資本主義は勝てば官軍、負ければ賊軍という

勝者の論理だし、シェアリングエコノミーなどの

新たな経済の主義とは異なる。

 

ただ、国民を豊かにするためには

現状、資本主義以上のものはない。

というのが結論ではないか。