关系(グアンシィ)・もう少しで1ヶ月
この言葉を聞いたことがある人は中国系のビジネスに関心がある人か中国文化について関心のある人だろう。
このグァンシィは日本語の漢字に直すと関係であり、中国における特異な対人関係を表す。特に身内や同窓会などそうした繋がりのことを指し、ビジネスの世界や、よく中国の汚点とされる贈収賄問題に絡んだ言葉である。
彼らは日本と同じで同族とのグループ意識が高い。これは、西洋がインディビジュアルだとすると、東アジア圏はなべてグループ意識が高いと言われる。
もちろん、前回書いたようにここシェフィールドでも日本人は日本人でグループを作っているが、中国系は中国系でグループを作っている。
昨日も同じフラットで中国系の食事会があったようで夕方、ダイニングに数人の中華系が集まっていた。まさにここは中華系の巣窟かと思うほど、中国語が飛び交うのである。小さなキッチンは彼らですぐに占領されてしまった。
ここでふと思った。
私たちのフラットにはアジア系が私も含めて三分の2を占める。これに対して、他の西欧系の人はどう思うのだろうか。
シェフィールドにはかなりのアジア系の学生がいる。
彼らは自文化をそのまま持ち込んで生活している。
せっかく英国まで来たのだから英国の流儀であったり、イギリス人と交流したらいかがかと日々思うのである。
その点ではpubはいい。
そこにはアジア人はほとんどいない。そこにはまだれっきとした白人文化が残っている。
こちらに来てもう少しで1ヶ月になる。
英語は上達したかと言われれば、あんまりしていないように思える。
もっと英語のリスニングなどしないといけない。
ただ、授業はとても興味深かったり、先生が面白かったりと良い感じである。
最終的には現在所属している日本の大学を辞め、こちらの大学に編入したいと思っている。それはやはり、こちらの方が学習環境が整っていることや、今までの学歴のコンプレックスがあるからでもある。
それからグローバルなキャリア構築のためにはやはり海外の大学を出ることは必要であると思う。
こうした夢を叶えるためにはやはり、コースの中でいい成績を残す他ない。
またアイエルツも年内には7を取りたい。
ここ数日だらけた生活をしていたけれど、今日から気合いを入れ直して頑張ろうと思う。
さて、今週の授業の参考文献を読まねば。