さんぽ学派

大学生のあれこれ

考えたこと・あれこれ

伝統を売り込むことの危険性

日本の伝統産業がその需要の低下によって危機を迎える中で 伝統産業の市場を海外へ求め、低下した需要を呼び戻す必要がある。 しかし、伝統産品の輸出となると単に商品の輸出とは違う問題がつきまとう。 それは海外で評価されることが日本人の自分たちの技術…

カルトなバターコーヒー信者

少し前に、バターコーヒーというものが流行った。 オーガニックのバターとココナッツオイルとコーヒーを一緒に飲むというものだ。 使うバターには決まりがあるらしく、普通のバターではなく、グラスフェッドバターというものを使うほうがいいそうだ。 そして…

大学生と自分様

最近、ネットサーフィンをしているとやたらと綺麗なブログやまとめサイトなどに出会うことがある。 どこからかフリーの画像を引っ張ってきて、文章にはマーカーを引き、商品のリンクをつけ、いかにも手が込んでいる。ここまで個人でできるほどになったと思う…

伝統は残すべきか。

伝統という言葉が充てがわれる物を残すかどうか その価値があるのかどうかがよく問われる。 そもそも伝統という言葉は洗練されたというポジティブなイメージのほかに そのままマーケット内に放り出された場合、競争に打ち勝てないという意味もあるのではない…

サザエさんは終わるべきか。

世界最長の御長寿番組のサザエさんが転換期を迎えている。 東芝の提供が2018年3月末に終了するそうだ。 そうした中で、サザエさんの示す家族像に難色を示し、サザエさんの終了を希望する人もいるらしい。 確かに、家父長制や封建的な家族像はアニメの中で重…

親の死を夢で見る

最近、睡眠のサイクルが悪いせいか不吉な夢が多い。 その中でも母が死ぬ夢は最も不吉なものだったし、やけにリアルだった。 今まで、祖母が死ぬ夢や自分が思い病を宣告される夢をみたことはあったが それよりも今回の夢はインパクトがあったように思える。 …

日本の高度経済成長とはなんだったのか。

学期末のエッセイテーマとして アメリカの冷戦時の貿易政策について書いた。 書きながら気になったのだが、 日本の高度経済成長期とはなんだったのか。ということである。 よく、「焼け野原から復興した」というけれど焼け野原から復興するのは そんなに容易…

就活と大学生

大学4年間のうち 3年の6月から4年の夏までの1年間を大学生は就活に当てる。 つまり4年間のうち1年を就活にあてる。また、4年生の後期はほとんど授業を取らない学生も多い。 いつから大学は人生の休憩時間となってしまったのだろうか。 また、大学において休…

静かに生きることの難しさ

心静かに生きることは簡単ではない。 べつに腹をたてなくていいことで感情的になったりする。 ほかの人のブログを読んでいて少し攻撃的だなと思った 頭に血が昇った でもコメント欄に著者を嘲笑うコメントが沢山書いてあり、その瞬間に ホッとした。まさしく…

正義の行為者

正義の行為者は誰か。 正義論という分野の中で注目される一つの視点である。 ロールズ、アマルティア・セン、ヌスバウムなどの論者がこれまでの正義論を論じてきた。 正義の行為者とは道徳的であることも必要ながら、現在の社会構造において権力を有しうる者…

押し寄せる波、引いてゆく波

昨日、日本におられる知り合いの先生にメールをしていて改めて感じたのだが、 現在の東アジアビジネスの研究の主流は中国なんだそうだ。ひと昔前は東アジアの経営学のメッカと言えば日本で、そのマネジメントなどは東アジア研究において主要な位置を占めてい…

素晴らしき日本

海外に行くとよく、ここは日本の方がいいよなとか思うこともあるし、 そういったことをよく耳にする。 建てつけは日本の方がきっちりしてるとか、公共サービスは日本の方がいいとか。 比べてしまうのはしょうがないけれどそこまで日本のことを海外で考えなく…

关系(グアンシィ)・もう少しで1ヶ月

この言葉を聞いたことがある人は中国系のビジネスに関心がある人か中国文化について関心のある人だろう。 このグァンシィは日本語の漢字に直すと関係であり、中国における特異な対人関係を表す。特に身内や同窓会などそうした繋がりのことを指し、ビジネスの…

モジュール化する私たち

LINEのタイムラインに 「いつの間にか自分がモジュールの中で生きていることに気づく」 って一言をあげたら意外と反応があったのでここにも載せてみる。 モジュール化とは規格が統一化された製品のこと 上で書いたタイムラインには以下のような意味が込めら…